さて、英語を使う最初の関門である。入国審査だ。もちろん生徒を先に行かせてあげる。私は心が優しいからね。二人とも何の問題も無くパス。まぁこの程度の英語がこなせないようなら最初から海外修行に来ることはできない。
荷物の少ない私たちは何の問題も無く税関を通過・・・できるかと思ったら星原君がひっかかった。やはりギターが頭を出しているのが目立つようだ。
そしてここが運命の分かれ目の空港出口一歩手前の両替所である。もしもここで両替をせずに先に進んでしまったら、全く使える金が無いという愉快な状況に陥るのである。当然バスも乗れなければ、水一本買うこともできない。なぜならば彼らは米ドルすら持っていないのだから。
と、ここで星原君がフライング。為替レートを見て即座に飛びついた。昔はドルからの両替のほうがレートがよかったが、最近は日本円のまま持ってきても手数料はほとんど変わらないようだ。つまり、成田で米ドルに両替してくると損をしてしまうらしい。時代は変わったものだ。この当時ちょうど1ドルが90円を切って大騒ぎしていた頃だった。
ちなみにタクシーのチケットも購入することができる。わずか8ドルだが、表の客引きは平気な顔して50ドルとか150ドルとか言い出す。ここを一歩でたらぼったくりタクシーが大量にいるので、安全に移動したい方はここでタクシーのチケットを購入することをお勧めする。これはカンボジアでも同様だ。
「じゃあ俺も両替しますね」
そう言って動いたのはユウだ。星原君がここで両替していたので安全だとわかったのだろう。全く、余計なことをしてくれる。この空港は一回出るとこの場所には入ってこれなかったはずだから、ここで両替せずにおけばしばらく愉快な遠足が楽しめたものを・・・と、思ったらちゃっかりユウが日本で為替レートをチェックしてきていた。なかなかやる。一人5000円ずつ両替をしたようだ。
「ここで両替しないとバスに乗れないことに気づきました」
彼は最初からバスで移動するつもりだったようだ。タクシーではなくバスでの移動を選ぶのはすばらしい、郷に入ってはHere we go!!と言う通り、とりあえず現地の人間と同じ行動をとるというのは経験値を上げるのにとてもよい。
さて、空港の出口からまっすぐ進むと、一番外側のレーンにバスが来る。152番のバスだ。この辺も調査済みとは、なかなかやる。
しかし、バスは運転手がなかなか来ない。仕方ないのでしばらくだべって待つ。
バスの運賃は大体20円くらい。バスのチケットは運転手から直接購入する。日本の物価と比べると大体10分の1くらいの感覚だ。もちろん食料品もそれなりに安いはずだ。
バスの中でハノイから来た女性と会話をする星原君。彼女は就職先を探してホーチミンにに来たという。
少し照れながらマサシも会話に加わる。ユウはあまり会話に参加しなかった。彼女は途中で降りてしまったが、運転手に私達が『シン・カフェ』に行きたいという旨を伝えてくれた。降りるべき場所は運転手が教えてくれるとの事だった。
さて、走り続けることしばらく。町の中心に入ってきた。そこかしこを走る大量のバイク。みんなが暴走族よろしくマスクをしているが、これは健康のためのようだ。また、クラクションも鳴らしまくりだが、これは潜水艦がピンを打つようなもので、外部に自分の存在を知らせる役割があるようだ。
私にとっては見覚えのある銅像。ここまでくれば『シンカフェ』はすぐそこだ。不気味なくらいスムーズな滑り出しに私自身大きな違和感を感じていた。できれば本日のトラブルはこの町の中で起こしてもらいたいものだ。都市間移動中のトラブルほど最悪なものは無いから・・・
荷物の少ない私たちは何の問題も無く税関を通過・・・できるかと思ったら星原君がひっかかった。やはりギターが頭を出しているのが目立つようだ。
そしてここが運命の分かれ目の空港出口一歩手前の両替所である。もしもここで両替をせずに先に進んでしまったら、全く使える金が無いという愉快な状況に陥るのである。当然バスも乗れなければ、水一本買うこともできない。なぜならば彼らは米ドルすら持っていないのだから。
と、ここで星原君がフライング。為替レートを見て即座に飛びついた。昔はドルからの両替のほうがレートがよかったが、最近は日本円のまま持ってきても手数料はほとんど変わらないようだ。つまり、成田で米ドルに両替してくると損をしてしまうらしい。時代は変わったものだ。この当時ちょうど1ドルが90円を切って大騒ぎしていた頃だった。
ちなみにタクシーのチケットも購入することができる。わずか8ドルだが、表の客引きは平気な顔して50ドルとか150ドルとか言い出す。ここを一歩でたらぼったくりタクシーが大量にいるので、安全に移動したい方はここでタクシーのチケットを購入することをお勧めする。これはカンボジアでも同様だ。
「じゃあ俺も両替しますね」
そう言って動いたのはユウだ。星原君がここで両替していたので安全だとわかったのだろう。全く、余計なことをしてくれる。この空港は一回出るとこの場所には入ってこれなかったはずだから、ここで両替せずにおけばしばらく愉快な遠足が楽しめたものを・・・と、思ったらちゃっかりユウが日本で為替レートをチェックしてきていた。なかなかやる。一人5000円ずつ両替をしたようだ。
「ここで両替しないとバスに乗れないことに気づきました」
彼は最初からバスで移動するつもりだったようだ。タクシーではなくバスでの移動を選ぶのはすばらしい、郷に入ってはHere we go!!と言う通り、とりあえず現地の人間と同じ行動をとるというのは経験値を上げるのにとてもよい。
さて、空港の出口からまっすぐ進むと、一番外側のレーンにバスが来る。152番のバスだ。この辺も調査済みとは、なかなかやる。
しかし、バスは運転手がなかなか来ない。仕方ないのでしばらくだべって待つ。
バスの運賃は大体20円くらい。バスのチケットは運転手から直接購入する。日本の物価と比べると大体10分の1くらいの感覚だ。もちろん食料品もそれなりに安いはずだ。
バスの中でハノイから来た女性と会話をする星原君。彼女は就職先を探してホーチミンにに来たという。
少し照れながらマサシも会話に加わる。ユウはあまり会話に参加しなかった。彼女は途中で降りてしまったが、運転手に私達が『シン・カフェ』に行きたいという旨を伝えてくれた。降りるべき場所は運転手が教えてくれるとの事だった。
さて、走り続けることしばらく。町の中心に入ってきた。そこかしこを走る大量のバイク。みんなが暴走族よろしくマスクをしているが、これは健康のためのようだ。また、クラクションも鳴らしまくりだが、これは潜水艦がピンを打つようなもので、外部に自分の存在を知らせる役割があるようだ。
私にとっては見覚えのある銅像。ここまでくれば『シンカフェ』はすぐそこだ。不気味なくらいスムーズな滑り出しに私自身大きな違和感を感じていた。できれば本日のトラブルはこの町の中で起こしてもらいたいものだ。都市間移動中のトラブルほど最悪なものは無いから・・・
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